鹿児島・喜入・指宿を中心に浄化槽、下水道の維持管理およびグリストラップの清掃・収集運搬をしています

ブログ

浄化槽のしくみ(微生物の働きを利用して、汚水中の汚物をきれいにしています)

鹿児島市のホームページに浄化槽のしくみが紹介されています。

浄化槽のしくみ|鹿児島市 (kagoshima.lg.jp)

 

11月13日のブログでも紹介させて頂きましたが、トイレや台所から流された汚水がきれいになる理由は、たくさんの種類の微生物が汚水に含まれている有機物を食べて分解していることにあります。

下水道で流した汚れた水は○○を使ってきれいにしていた?!汚れた水をきれいにする場所 管清工業-管路管理総合研究所 | 有限会社有田産業WEBサイト有限会社有田産業WEBサイト (arita-sangyo.co.jp)

 

浄化槽の構造にはこうした微生物が繁殖しやすいように、工夫・設計されています。

出典:嫌気ろ床接触ばっ気方式, 鹿児島市HP

 

浄化槽の中で分解された有機物は汚泥となって槽内に沈殿します。そして、浄化された上澄みの水は消毒槽で消毒後、放流されるしくみになっています。

 

また、浄化槽は現在、合併処理浄化槽のみ法的に認められています。

 

しかし、現実的には単独処理浄化槽という法的に認められていない、浄化能力が低い浄化槽も日本全国の浄化槽の数の約半分において使われている状況です。

 

鹿児島市においては浄化槽の新設に補助金を支給することで、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換を推進していますが、経済的・社会的な事情もあることから中々転換は進んでいないのが現状です。

 

そのため、単独浄化槽※1がより多く設置されている地区で管理を行っていると、側溝がヘドロ化してしまうケースがあります。単独浄化槽だとトイレ以外の排水は未処理のまま放流されているため、適正な水準に保つのが難しくなります。

※1 キッチンやお風呂、洗濯排水等が未処理のまま放流されている

 

当然、周辺地域の環境悪化につながりやすいのですが、法的に認められていなくても、みなし浄化槽として使用が出来ることになっていますので、新たな浄化槽を設置すると金銭的な負担も発生することから、その転換は遅々として進んでいません。

 

法律上、技術上の基準に適合する浄化槽を使用して、環境に負荷をかけすぎないような行政的な取り組みが進むと、よりキレイな自然環境が維持できるのはないかと思います。

 

話しが題名からそれてしまいましたが、浄化槽のしくみは水をキレイにするために、技術者たちが研究を積み上げてきた歴史でもあります。

 

浄化槽と一口にいっても、様々なメーカー、槽の大きさ、処理方式があるので、その形ごとに料金も違いますし、必要な技術も違ってきます。

 

単独浄化槽にせよ、合併浄化槽にせよ、日々、世の中の技術は進化・変化していますので、弊社としても浄化槽のしくみを学び、研鑽に努めていきたいと思います!

 

ご質問、お問い合わせのお客様は、

099-266-0606

までお気軽にお問い合わせください!

鹿児島市・浄化槽保守点検(清掃)業者|鹿児島市 (kagoshima.lg.jp)

鹿児島県/浄化槽の維持管理 (pref.kagoshima.jp)

鹿児島県/産業廃棄物収集運搬業許可業者一覧 (pref.kagoshima.jp)

環境管理事業所-鹿児島市