カンボジアの下水道整備を日本が受注

日本法人、メタウォーター・クボタ建設で構成する共同企業体がODAの無償資金協力案件として、カンボジア王国プノンペン都初の公共下水道施設整備事業を受注したと今年の4月に報道がありました。

東南アジアに旅行すると、経済発展とそれに追いつけない地方の原風景をみることがあると思います。

カンボジアプノンペンのような首都でも人々の汚水が未処理のまま、海や河川や放流されているため、日本のODA案件でプノンペン都の水・衛生環境および地域住民の生活環境を改善していくとのこと。

急速な経済発展によって人々は経済的な豊かさが得られますが、人類は海や川、山の生態系といった自然環境を犠牲にし続けてきた歴史があります。一方で、自然の環境の豊かさを守ることよりも「生きること」「生き抜くこと」がどうしても優先されてしまう経済的事情もあります。

経済発展に伴う水環境悪化の問題を抱える東南アジア諸国に対して、日本の下水処理システムが課題解決に貢献し、住民の方の衛生環境が改善することで、今後の経済発展がより力強いものとなりますし、健康被害も少なくなっていくのではないかと考えています。

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