水がきれいになる仕組み(おおまかな流れ) – 浄化槽
- 浄化槽
- 2021.01.29
浄化槽には幾つかの処理方式がありますが、一般的にご家庭に設置される
合併処理浄化槽(嫌気ろ床接触ばっ気方式)を例にして、※1水がキレイになる
仕組みをお話しします。
※1 ここで言う、「水がキレイになる」とは、浄化槽法上の排水基準(BOD 20mg/L以下) になることを意味します。
下水道の終末処理場による水処理と浄化槽による水処理は、工程や施設の
違い・大小はあるものの基本的な考えは同じです。
図1 出典:一般社団法人 全国浄化槽団体連合会HP
汚水は、はじめに図1の嫌気ろ床槽に入り、固形物を取り除くとともに
「※2ろ材」についた嫌気性微生物(酸素のないところで働く微生物)が
汚水の中の有機物を分解します。
※2 ろ材とは、 ろ過に用いる多孔性の材料です。イメージ図は下記リンクを参考にしてください。
次に、もう一つの嫌気ろ床槽(第2室)を通過し、同じ処理を繰り返し、
接触ばっ気槽に入ります。
ここでは、接触材の表面につく好気性微生物(酸素のあるところで働く
微生物)がブロワーから送りこまれる空気の助けを借りて、さらに溶解
成分を分解します。
次は、沈殿槽に送られ、浄化した微生物のかたまりである汚泥を沈殿
させます。最後にきれいになった上澄水を塩素剤で消毒し放流されます。
このような工程で汚水が処理されていることに加えて、浄化槽管理士が
点検・清掃することで、排水基準以下に抑えた形で、河川や海に放流
されています。
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