グリーストラップにバイオ菌等を投入し、エアレーション（空気を吹き込む）をして油分を処理する装置は使用しないでください_佐賀市

グリーストラップにバイオ菌等を投入し、エアレーション（空気を吹き込む）をして油分を処理する装置は使用しないでください_佐賀市

一昨日のブログでは鹿児島市がイオン式・オゾン式等のグリース阻集器の後付け追加設置を禁止していることについて書きました。

昨日は、福岡市の方でもバイオ式・オゾン式等のグリース阻集器の後付け追加設置を禁止していることについてご紹介しました。

本日は、佐賀市がこれらと同様に追加設置をしないよう注意喚起していることについてご紹介します。

鹿児島市・福岡市と同様な理由からですが、佐賀市でもグリーストラップにバイオ菌等を投入し、エアレーション（空気を吹き込む）をして油分を処理する装置は使用しないよう注意喚起しています。

※注意！（バイオ処理装置等について）
グリーストラップにバイオ菌等を投入し、エアレーション（空気を吹き込む）をして油分を処理する装置があります。
これらを設置されますと、グリーストラップの機能がなくなりますので、使用しないでください。
設置の際は、グリーストラップとは別に処理槽を設けてください。

出典：佐賀市HP

グリストラップを管理されているホテルや飲食店などのオーナー様は、グリストラップ清掃やグリストラップ収集運搬業者に対して、

「バイオ式、オゾン式のグリース阻集器をつけたからもう清掃しません」

「油脂分の分解によって、清掃をしなくてもいいんじゃないの？」

「それなら清掃回数を3回から1回に変えてほしい」

とお思いになる方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、表題の通り、バイオ式、オゾン式等のグリース阻集器への後付けによるばっ気装置の追加設置は鹿児島市では、平成26年4月1日から禁止、福岡市では条例で禁止、佐賀市でも使用しないよう注意喚起されていますのでご注意ください！

また、グリーストラップの清掃が適切に行われないと、宅地内や道路の汚水管が油脂で詰まったり、流れが悪くなり、異臭やコバエが発生します。

加えて長期間グリストラップの清掃を行わなかった場合、グリストラップ内の汚水・廃油をバキューム車で吸引したり、槽内を清掃したとしても、グリストラップと下水道や浄化槽と繋ぐ配管内が油分で閉塞している可能性もあります。

場合によっては、高圧洗浄車による配管洗浄が必要であったり、清掃が困難な場合は管の入れ替えが必要となることがあります。清掃や管の入れ替えの費用は、原因者・お客様のご負担になりますのでご注意ください。

高圧洗浄作業は、グリストラップ清掃の代金よりも高額になりますので、常日頃グリストラップ清掃を定期的に行うことが重要になります。管の入れ替えも高額になりますので合わせてご注意くださいませ。