浄化槽は、日常の使い方しだいで、その性能を十分に生かすことができます。浄化槽は、微生物の働きで汚水をきれいにする施設です。そのため、いくつか気をつけていただきたいことがあります。この記事では、8つのポイントをご紹介します。
この記事のポイント
- 台所から油を流さない。トイレにはトイレットペーパーだけを流す。
- 強い洗剤や漂白剤は、控えめに使う。
- ブロワー(送風機)の電源は、切らない。
- 浄化槽の上には、物や車を置かない。マンホールの周りでは遊ばない。
① 台所から、油を流さない
炒め物の油や、野菜くずなどを、台所から流さないようにしてください。
使い終わった油は、固めてから、燃えるごみとして出せます。方法には、次のようなものがあります。
- 市販の廃油固化剤を使う
- 小麦粉や片栗粉を使って固める(目安として、油と同じくらいの量の粉を入れると、固まりやすいです)
② 便器の掃除に、強酸・強アルカリの洗剤を使わない
浄化槽の微生物は、強い酸やアルカリで、死んでしまうおそれがあります。それらが浄化槽の中に流れ込まないよう、気をつけてください。
微生物が弱ると、きれいな処理水が側溝に流れず、周辺の環境の悪化や、においの原因になります。洗剤の選び方については、「トイレ用洗剤の注意 - 浄化槽」でも詳しく説明しています。
ご注意ください
酸性の洗剤と塩素系の洗剤は、混ぜると有毒なガスが出ます。絶対に一緒に使わないでください。
③ カビ取り剤・漂白剤は、控えめに
②と同じく、微生物を弱らせてしまいます。使うときは、適度な量にして、使ったあとは、十分に水を流してください。
④ トイレには、トイレットペーパーだけを流す
水に溶けないティッシュ、新聞紙、タバコの吸い殻、紙おむつ、生理用品などを流すと、浄化槽が詰まる原因になります。絶対に流さないでください。
こうしたものは、下水道の管にも流れ込んで、詰まりの原因になっています。ご注意ください。
⑤ ブロワーの電源は、切らない
ブロワー(送風機)は、浄化槽の中に空気を送り込む、とても重要な役目をしています。
電気代の節約のために、ブロワーの電源を切る方がいらっしゃいますが、基本的に、電源は切らないでください。故障の状況によっては、浄化槽管理士から、電源を切るようお願いすることもありますが、通常は、つけっぱなしにして、空気を送り続けてください。
⑥ 浄化槽の上に、物を置かない
点検や清掃が行えるよう、浄化槽の上や周りに、重いものや荷物を置かないでいただけると助かります。
⑦ 安全のために:マンホールの周りで遊ばない
浄化槽のマンホールに落ちて、事故になった例があります。特に、小さなお子さまが落ちると、大きな事故につながります。マンホールの周りでは、遊ばないようご注意ください。
⑧ マンホールの上に、車を乗せない
マンホールの上に車の重さがかかると、蓋が壊れるおそれがあります。やむを得ず、マンホールの上に車を停める場合は、特別な工事が必要になりますので、ご相談ください。
また、点検や清掃のときに、車を別の場所に移動していただくことがあります。ご協力いただけると助かります。


