多様性の科学-画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織_マシュー・サイド著_読了
- その他
- 2022.11.03
・致命的な失敗を未然に見つけ、生産性を高める組織改革
・多くの組織は画一的に陥りがち。自分と異なる人々と接し、馴染みのない考え方や行動に触れることに「組織を強くする」カギがある。
・視点が多様化すればするほど、見つけられる有益な解決策の幅が広がる
・盲点は目に見えない
・社会生活の秩序を保つ要因の一つは、個人が持つ特定の資質に対する敬意だ
・近年の研究で会議は壊滅的に非効率
・会議のメンバーはリーダーの意見に合う情報ばかり共有し始め、反論材料となる情報は無意識のうちに隠ぺいされて多様性は失われる「情報カスケード」
・同調行動=バンドワゴン効果
・Amazonが実践する「黄金の沈黙」
・もっとも地位の高いものが最後に意見を述べる
・「ブレインライティング」各自のアイディアをカードなどの紙に書きだし、全員に見えるように壁に貼って投票を行う。チーム全員の脳から生み出されるアイディアにアクセスできる
・ブレインライティングでは誰のアイディアか明らかにしないこと。そのあとブレインストーミングする
・人類にとって最大の悲劇は、建設的な批判や反論ができなくなること。何が真実なのかを見つけるにはそれが欠かせない。心理学者アダム・グラント
・多様性が集合知を高める
・これまで女性の権利が狭められ、男性の権利が拡大。結果、男性の創造性を劇的に下げることにもなった
・人は大きなコミュニティに属すると、より狭いネットワークを構築する傾向があることが判明した
・エコーチェンバー現象:同じ意見の者同士でコミュニケーションを繰り返し、特定の信念が強化される現象
・フィルターバブル:情報にフィルターがかけられ、当事者が丸い泡に閉じ込められているような状態
・信頼は人を無防備にする
・集団の健全度をチェックする方法「信条に沿わない部外者に対し、その人の信頼度を貶める行為を積極的に行っているかどうか。
・複雑で多次元的な問題を一面的、直線的に解こうとする考え方、あるいは全体論的な観点を忘れ、個人主義的な観点から物事を見てわかったつもりになる現象「クローン錯誤」
・無意識のバイアスを取り除く
・重要な戦略や決断について、若い社員が上層部に意見が言える場「影の理事会」
・大成功:モチベーション、スキル、チャンス、そして他者の接し方
メモしたワード
無意識のバイアス、影の理事会、与える姿勢、エコーチェンバー現象、同類性選好、全体は部分の総和に勝る、ウェイティングリスト・パラドックス、ミラーリング、後知恵バイアス、支配型・尊敬型ヒエラルキー、ゼロサムとポジティブサム、反逆者のアイディア、心理的安全性、隣接可能性、第三者のマインドセット、積極的開放性、前提逆転発想法、情報のスピルオーバー効果(情報の波及効果)、