（グリストラップに設置するバイオ式、オゾン式等の)ばっき気装置等の使用は認めていません_福岡市

産廃
2022.02.24

（グリストラップに設置するバイオ式、オゾン式等の)ばっき気装置等の使用は認めていません_福岡市

出典：福岡市HP

昨日のブログでは鹿児島市がイオ式・オゾン式等のグリース阻集器の後付け追加設置を禁止していることについて書きました。

本日は、福岡市の方でもバイオ式・オゾン式等のグリース阻集器の後付け追加設置を禁止していることについてご紹介します。

鹿児島市と同様な理由からですが、福岡市でもグリース阻集器へばっ気装置等の処理装置を付加することについて、福岡市下水道条例施行規則第3条第2項の規定を満たさない装置として禁止しています。

油脂分を含む汚水を排出する事業場(飲食店等)は、必ず「グリース阻集器」を設置してください。- ばっ気装置等の使用は認めていません !_福岡市

バイオ菌等を投入し、ばっ気する(空気を吹き込む)装置や、オゾン等を利用する
装置など、グリース阻集器の維持管理が不要になるとされる処理装置があります。
しかし、これらの処理装置を使用すると、油脂分が排水と混ざり合い、分離され
ないまま流れ出すことにより、店舗(敷地)内の排水管や公共下水道管を閉塞させ
る原因となりますので、ばっ気装置等は設置しないでください。
グリース阻集器へばっ気装置等の処理装置を付加することにより、福岡市下水道
条例施行規則第3条第2項の規定を満たさない装置となります。

グリストラップを管理されているホテルや飲食店などのオーナー様は、グリストラップ清掃やグリストラップ収集運搬業者に対して、

「バイオ式、オゾン式のグリース阻集器をつけたからもう清掃しません」

「油脂分の分解によって、清掃をしなくてもいいんじゃないの？」

「それなら清掃回数を3回から1回に変えてほしい」

とお思いになる方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、表題の通り、バイオ式、オゾン式等のグリース阻集器への後付けによるばっ気装置の追加設置は鹿児島市では、平成26年4月1日から禁止、福岡市では条例で禁止されていますのでご注意ください！

また、グリーストラップの清掃が適切に行われないと、宅地内や道路の汚水管が油脂で詰まったり、流れが悪くなり、異臭やコバエが発生します。

加えて長期間グリストラップの清掃を行わなかった場合、グリストラップ内の汚水・廃油をバキューム車で吸引したり、槽内を清掃したとしても、グリストラップと下水道や浄化槽と繋ぐ配管内が油分で閉塞している可能性もあります。

場合によっては、高圧洗浄車による配管洗浄が必要であったり、清掃が困難な場合は管の入れ替えが必要となることがあります。清掃や管の入れ替えの費用は、原因者・お客様のご負担になりますのでご注意ください。

高圧洗浄作業は、グリストラップ清掃の代金よりも高額になりますので、常日頃グリストラップ清掃を定期的に行うことが重要になります。管の入れ替えも高額になりますので合わせてご注意くださいませ。